混ぜれば薄まる:瓦礫の試験焼却を終えて

 岩手県宮古市の瓦礫を大仙市の焼却場で焼却する試験焼却が終了し、灰が市内の処分場に埋められました。
 灰のセシウム濃度は国の基準を下回っていたそうですが、基準そのものが、震災後大幅に緩和されていますし、一般ごみと混ぜて焼却したのですから、濃度も薄まって当然です。どんなに汚染された瓦礫でも、一般ごみと混ぜることで処分が可能となってしまいます。こんなことをやっていて、住民の健康が守れるのでしょうか? 濃度が薄くても、何千トンという瓦礫を処分すれば、相当量のセシウムが持ち込まれることになります。