*廃炉の後の選択肢

 福島原発の事故以来、原発廃炉にという声が上がっています。
 そもそも、地震が多く、狭い国土に50基を超える原発があることが異常なことでした。全ての原発廃炉にさせたいと、心から願います。
 ただ、次のような主張に出会うと、「ちょっと待って」と言いたくなります。

「今の便利な暮らしを維持したままでも、原発廃炉は可能だ。原発がなくても電気は足りている。ただし、火力発電はCO2の問題もあるから、自然エネルギーを活用しよう。」という主張です。

 たしかにそうかもしれません。でも、ガンジーは言うのです。「自分の手で紡ぐことですよ」と。そして、「便利を追求することには落とし穴がある」と主張したガンジーの言葉に、私は耳を傾けてみたいと思っています。