大切に、感謝して…

 東京電力が一般家庭の電気代の値上げを申請しています。「平均モデル(契約30A、使用電力量290kWh/月、口座振替割引あり)では、480円/月(6.9%)の増加となります」と、東京電力のホームページにあります。これに対して、平均モデルは一般的ではないという反論があるようです。ふつう4人家族なら、契約アンペアも40アンペア以上であり、電気の使用量ももっと多いのだそうです。だから、値上げ幅も相当になり、とても容認できないという主張があります。
 我が家は15アンペアの契約で、毎月の電力使用量は120〜130kWhほどです。今は夫婦2人暮らしですが、子どもたちがいたころも、20アンペアの契約で、使用量もそれほど多かったわけではありません。エアコンはほとんど使わなかったですね。やせ我慢をしていたと言えば、言えるのかもしれません。でも、それで不幸だったり、不満だったりはしませんでした。使おうと思えば使えるけど、あえて使わない。そこに真の意味での豊かさがあると思っています。電気を湯水のごとく浪費する生活はしたくないのです。電気は大切な資源です。感謝して、大切に使うという姿勢は崩したくないですね。
 もちろん、身体の弱い方はエアコンも必要でしょう…
 「象は蟻よりも千倍多くの食料を必要としているが、それが不公平を示しているわけではない」と、ガンジーは語ります。要は、「必要に応じて」ということです。ただ、ここで、何が本当に必要なもので、何がなくても済ませられるものかは、日々、自分に問いかけていきたいです。行き過ぎた便利さを追求したことが、今回の原発による惨事を引き起こしたのであれば、なおさらです。