機織り中。


こぶな草、セイタカアワダチソウ、藍、栗のイガなどで染めた糸で、織っています。いろいろな糸を混ぜてみましたが、草木染は落ち着いた色合いです。
福山市は、雪がなく、空気が乾燥しているので、糸も乾燥していて、横糸がなかなか滑らかに入ってくれず、経糸を刷毛で湿らせながら織っても、ぼこぼことした仕上がりになっています。これはこれで、味わいがありますが、雪国が手織りの産地だったのも、納得です。雪の力は偉大です。
福山市は備後絣の産地ですが、明治時代以降、機械紡績の糸を使って織った絣でした。手紡ぎ糸を織っていたのは、山陰でした。