秋田に引っ越してきました。

 4月6日に新潟を出て、7日に荷物が届きました。震災の影響で予定より1週間延びましたが、無事に引越ができてほっとしています。
 7日の夜に、余震があって、引越し早々停電と断水を経験しました。断水する前に、やかんと鍋に水をためることができたので、圧力鍋で玄米を炊いて、普段とあまり変わらない生活をすることができました。8日の午後には電気も水も使えるようになりました。
 ただ、いつ復旧するかはわからなかったので、停電・断水が日常茶飯事だったフィリピンなどで生活していた頃のように、洗いおけに水を溜めて、食器を洗ったり・・・水を大切に、大切に使いました。いつの間にかそういう心遣いを忘れていたと反省した一日でした。
 日本に帰ってきた時に、蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れれば電気がつくのが、天国のように思えて、ありがたかったのが、いつの間にか水をジャブジャブと流しながら、大量に使って 洗い物をするようになっていました。
 電気も同じですが、そのありがたさを忘れた時に、消費量は右肩上がりで増えていき、自然エネルギーでも、省エネ技術でも、増加量をまかなえなくなるのではないでしょうか? どれだけあれば十分なのか。もうこれ以上は必要ないと、どこかで線を引けることこそ、智慧のあることなのでしょう。