大気中の放射線量は変化しなくても…(3月30日のコメントに関連して)

仮に仙台市で処理してる瓦礫のセシウム137の平均が?sあたり10Bqとして、5万tとなれば5千万Bq、これを吸引により摂取したら1.95シーベルトとなり、2シーベルトで5%の人間は短期間のうちに死亡ですから、実際どうですか?』
焼却すれば、排気ガスは大気中に拡散しますから、拡散する排気ガスを一人の人間がすべて吸い込むことは不可能です。だから、現実にはありえないことですね。
でも、広く拡散させて濃度を薄めれば大丈夫と言ってよいのでしょうか?

これらの放射線量、文部科学省モニタリング情報・自治体HPで見れます。
瓦礫処理している盛岡市はしてない秋田市より常にやや低いのですよ。
0.02μSv台です。秋田市は0.03μSv台ですね。

先ほども書きましたが、拡散しますので、焼却場から離れたところでモニタリングしているのであれば、大気中の放射線量が変化しないことはありうるでしょう。

ただ、こんな情報はありますね。
http://mercury7.biz/archives/15713
がれき受け入れをしている山形市の定時降下物からセシウムが検出されています。福島市の約14倍です。

いずれにしても、薄めて、微量だからと拡散させ続けることはやがて取り返しのつかない事態を招くことになるのではないかと私は危惧しています。放射性物質については、拡散させず、なるべくまとめて厳重に管理することが基本ではないでしょうか?
だから私は焼却に反対なのです。放射性物質は今瓦礫にこびりついた状態です。近づけば外部被ばくの恐れはあっても、こびりついた放射性物質が体内に入る危険はまずなさそうです。それを焼却すれば、ガス化した放射性物質が大気に漂い、吸引する危険があります。農地に降り注いだものはやがて農産物を汚染するでしょう。そしてそれを食べる私たちの体内に入ってきます。

原発に由来するものですから、最終的には原発の敷地にお返しするのが筋だと思います。