平和の経済学2
The Economics of Peace(平和の経済学)を読み進めています。
機械による大量生産が諸悪の根源。平和を実現したければ、地域ごとの手仕事に戻るしかないということが、とても分かりやすく書いてあります。
産業革命⇒産業の中央集権化 ⇒ 他国に介入 ⇒ 帝国主義
原料・市場を他国に依存。
輸送ルートの確保
↓
工業国家(農業軽視) ⇒ 他国への依存度が高まる。
他国を支配するために暴力が必要となる。
軍事行為(=殺戮行為)を英雄的行為に仕立て上げる。
愛国心
他国への敵意、憎しみを煽る。
要するに、産業革命に端を発する機械化・中央集権化・工業化をやめないと、平和は実現できないわけです。
この現実を直視することなしに、戦争の悲惨さをいくら説いても、工場で働き、工業製品に頼る暮らしをしているなら、戦争は繰り返されます。
だから、ガンジーが言うように、糸紡ぎに代表される手仕事に戻るしかないのです。
ローカリゼーション
家内手工業で地域の必要を満たす。⇒ 平和な社会
富を広く公平に分配。
ぜいたく品の前に必需品を供給
仕事を通して人格を養う
手仕事に戻ることと、加害者として戦争の原因をつくったり、戦争に怯えたりする暮らしと、どちらが悲惨でしょうか?